
“マクのクリスマス” (わたなべ ゆう)
講師の中村です。
My Favorite Thins #16。素敵なソロギタリストをシェアします。
“マクのクリスマス” (わたなべ ゆう)
2012年【日本】 ソロギター
アコースティックギターの日本一を決めるFinger Picking Day (フィンガー・ピッキング・デイ)という国内最大級のコンテストがあるんですが、わたなべ ゆうさんは2006年の覇者。2007年にはWalnut Valley Festival (ウォルナット・バレー・フェスティバル)という世界大会にも日本代表として出場しています。僕は彼の書く優しい曲が大好きです。

わたなべ ゆうさんは絵本作家としても活動していて (イラストはつよし ゆうこさんという方)、今作もCDと絵本のセット販売でした。過去にはこの『くまのマク』のシリーズで、絵本出版賞、絵本児童書大賞を受賞していたり、キングコングの西野さんの描いた絵本の読み合わせ音楽を担当したり、ほっこりするような暖かい世界観です。
実は彼、局所性ジストニアを患っていたと自身のブログでその体験談を綴っていました。彼の場合は指が思い通りに動かなくなってしまい、入院中には治療のため頭蓋骨に穴をあけたまま演奏したこともあるとか…。 完治するものなのか分かりませんが、手術もしたそうなのできっとマシにはなっているんでしょう。同じく僕の好きなギタリスト、田中 義人さんも局所性ジストニアの経験者。スポーツ選手や音楽家に多い病気だそうなので他人事ではなさそうです…。
オススメ曲①
独特な変拍子の曲、M06『雲のいえ』。ソロギタースタイルに他の楽器を加えられています。ギターはGreven (グレーベン)でしょうか?良い音ですね。
オススメ曲②
時々歌手を客演した歌モノもありますが、ハズレありません。特にお気に入りなのはM12『Airblanket (エアブランケット)』。アルバムには同タイトルのソロギター版も収録されていますが、アキドリのお2人が歌ったこっちのバージョンが最高でした。
Midville’s
中村
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中村
音楽講師 / ビートメイカー
『井上 陽水英訳詞集』 著: Robert Campbell <講談社>
ただ翻訳をしただけでなく、なぜそう訳したのかをあまり難しい言葉を使