2024年3月3日 考える音楽講師, My Favorite Things -CD紹介- CAMERA TALK (FLIPPER’S GUITAR) 講師の中村です。My Favorite Things #21。景気いい時代の日本の音楽をご紹介します。 “CAMERA TALK” (フリッパーズ・ギター)1990年【日本🇯🇵】 ポップスシンガー・ソングライター小沢 健二と、Cornelius (コーネリアス)で知られる小山田 圭吾の両名が在籍していたバンド、フリッパーズ・ギター。活動期間は非常に短く、リリースした3枚のアルバムは全て名盤。なのに一番いい時に突然の解散という、伝説的なバンドです。 このアルバムはフリッパーズ・ギターの2枚目のアルバムで前作とは違って全て日本語の歌詞で書かれています。ブリット・ポップやフレンチ・ポップの影響が強く、それまで主流だったシティ・ポップやニュー・ミュージック、バンド・ブームでとは異なる作風です。この年、アルバムは第32回日本レコード大賞で最優秀アルバム・ニュー・アーティスト賞を受賞しました。 昭和と平成のちょうど過渡期となるこの時期には、彼らのような海外の幅広いジャンルの音楽に影響されたミュージシャンが数多く台頭していました。音楽機器の普及も相まって90年代は日本の音楽シーンは前例がないほどの景気の良さで、浮き足立った若者の雰囲気がそのまま投影されていたのかなぁ…などと思います。 お気に入り曲① M01″Young, Alive, in Love / 恋とマシンガン “。これを外すワケにはいきません。昔はテレビCMで何度も聴いた音楽です。てっきり海外の曲だと思っていました。 お気に入り曲② 個人的に好きなのはM04“Summer Beauty 1990 / ラテンでレッツ・ラブ”。小粋なボサ・ノヴァのナンバーが気持ちいいです。そして邦題の感じがすごい好きです。 古い洋楽によくあった”ワケの分からない邦題”を自ら付けているのもまたいいですね。 Midville’s中村 共有:Tweetいいね:いいね 読み込み中…