ギターの指板は覚えるべき?覚えるメリットと覚え方講座

講師の中村です。
独学者が頭打ちになったからということでレッスンを受けに来ることがあります。そーゆう人にはとりあえず「指板の音を覚えましょう」と指導します。

図で見ると途方もない作業に感じますが、法則をつかんでしまえば覚えるのは案外簡単なんです。今回は指板を覚えた方がいい理由とその覚え方をレッスンしていきましょう。

目次

    指板の音は覚えるべき?その理由は

    結論から言うと、初心者のうちは指板の音名を覚える必要はありません。ただコードを押さえて弾き語りをするだけなら、指板を覚えなくたって十分楽しめます。実際、多くのギタリストはドレミの位置を完璧に把握しないまま演奏しています。

    ただし!
    ・コードの仕組みを理解したい
    ・アドリブをしてみたい
    ・耳コピができるようになりたい
    ・曲を作ってみたい
    ・音楽理論を学びたい
    このようなことを思い始めたら、指板の情報は避けて通れません。「ドレミ」を知っていることが前提となる単元だからです。

    僕自身、レッスンでは「まず曲を弾くこと」を優先しますが、上記のような好奇心を持ち始めた方はもう中級者の入口に立っていると思うので、指板の学習を勧めています。

    指板を覚えると何ができる?

    指板上の音の位置を覚えると、以下のようなことを理解するのに一歩近づきます。

    ① コードの理解が速くなる
    なぜコードが指板上でそれぞれの形を成しているかが分かります。それだけでなく、難しいコードがなぜそう呼ばれるのかも理解が速くなりますし、1つのコードにつき複数の押さえ方があることにも気付くでしょう。また鳴らしたことがない、初めて見るコードも、指板の音が分かっていれば図 (ダイアグラム)をいちいち調べなくても弾けるようになるでしょう。いろんなコードを鳴らせるようになることによって耳も育っていくと思います。

    ②アドリブの練習が捗る
    コードの構成音 (コード・トーン)やスケールも、見え始めます。これはアドリブ演奏を始めた人や闇雲にスケールを覚えていただけの人も、少し違った見え方を感じるはずです。また”移動ド (階名)”という概念に強くなるので、キーが変わっても怖くないです。

    ③無駄な運指が減る
    フレーズに含まれる無駄な動きを極限まで減らし、自分にとってやりやすい方法を編み出すことができるようになります。

    初級を脱した人にとってはとても魅力的にうつるはずです。

    ドレミかCDEか…

    ギタリストは日頃から「ドレミ」に触れてなさすぎて、「ドレミファソラシドはピアノだけのもので、ギターには関係ない」と思っている方がごく稀にいらっしゃます。残念ながら、ギターであろうとピアノであろうと、基本的に音名 (ドレミ)は同じです。

    ただ、小学校の音楽科の授業で習う”ドレミファソラシ”はイタリア語。アコースティックギターやエレキギター、ウクレレはアメリカの楽器で、アメリカではCDEFGABと言います。アルファベットを使うのはコードの時だけじゃないんです。

    これは必須知識ですが、これが覚えられなくて挫折した方を見たことがありませんので多分誰でも覚えられると思います。

    僕はレッスンでは音名とコード名の混同を避けるため”ドレミ”で説明することが多いですが、どちらにも慣れておくことをオススメします。

    音は12個、決まった順番

    指板にはこれだけたくさんマスがあるので、たくさんの音があるように思いますが、音はたったの12個しかありません。ドレミファソラシ…の他に、シャープ (半音上)またはフラット (半音下)があるため、合計12個となります。

    12種類は下記の通りです。

    「シド」「ミファ」の間にシャープやフラットは存在しません。ピアノの鍵盤を思い浮かべると分かりやすいですが、「シド」「ミファ」の間には黒鍵 (シャープ/フラット)がありません。

    また音は順番が決まっており、ドの隣はド#/レ♭、その隣はレ…という風に決まった順番で上下し、それを繰り返します。

    これはまぁ、朝メシ食いながらでも覚えたらいいです。覚えきったら、昼寝してください。起きてもう一度確認して、完璧に覚えてたらOK。これを3日続けたら多分定着します。

    覚えかたのコツ

    「ドレミ」を考えずに弾いてきたツケは少々高くつきます。全部覚えるのはちょっと大変。なのでこの節では覚え方のコツをいくつか紹介します。

    ①「ド」と「ラ」の位置だけ覚える
    音名と順番さえ分かっていれば覚えかたのコツは簡単で、適当な音を目印にすることです。僕が指板の音を覚える時は全弦のドとラの位置を覚えました。通勤/通学の電車の中で覚えられると思います。

    3弦7fは?と聞かれて、いちいち開放弦 (of)から数えていたら、いつまで経っても音を覚えられません。3弦の5fがドなので、7fはレであると、すぐに判断することができます。

    ②3fと7fだけ覚える
    ①の覚え方が合わない方は全ての弦の3fと7fの音だけを覚えるのもいいです。

    ここだけ分かれば、6弦のファがどこにあるか、3弦のラがどこにあるか、3-4秒考えれば答えられるはずです。自分でテストをして見て、答え合わせして、3回連続で当たっていればもう指板マスターです。1回だったらマグレの可能性あるんで。

    ③低音弦から覚える
    より効率的かつ段階的に覚えていきたい方は、低音弦 (4-6弦)を覚えていってください。コード理論を理解する上で、ベース音となっている4弦~6弦が何の音であるかを知っておくことはとても重要です。

    7fくらいまでなら、スマホゲームを1日我慢すれば誰でも簡単に覚えられると思います。

    僕はレッスン中に暗記作業はできるだけしたくないので、本気だったら気合い入れて覚えてください。

    やるか、やらないか、です。

     

    Midville’s
    中村

    “ギターの指板は覚えるべき?覚えるメリットと覚え方講座” への2件のフィードバック

    1. […] 手順は①繰り返し記号を覚えて、②ギターの指板を覚えるです。詳しいことはまたいつか記事にします。 […]