講師の中村です。
変な会社対策の話。
個人事業主やってると、営業の電話は多い。特にWEB広告系の会社は、申し訳ないけどただの詐欺。「中村さんのサービスは素晴らしいです!是非広めるお手伝いをさせてください!!」意気揚々と前置きをした上で、「ウチでLP (ランディング・ページ)を制作すればお客さんが集まりますよ!費用は100万円です!契約お願いします!」…だの、「SEO対策が簡単にできるソフトを月8万円で7年間契約してください!ちなみに初期費用は80万円です!契約お願いします!」…だの、「SNS広告で使う動画制作費用、120万円です!5年で最低10万回再生を保証します!」…だの。それお金取れるレベルなの?ッて思うようなものばかり。
てか、LPに100万?内訳はなんだ?契約書に高級な和紙でも使うんか?まるで小学生が考えたような数字と提案には毎回呆れるんだけど、今回に限ってはもしかしたらすごくいい提案かもしれない!…という淡い期待 (とほんの少しの好奇心)を抱いて、毎回できるだけ話を聞くようにしている。ある例を以前の記事にも書いてるので、長いけど面白いからそれも読んでもらえたら嬉しい。(“変な会社が会いに来てくれた話”)
これ以前も、これからも、たくさんの会社が電話をしてくる。保険とか、スクールのシステムとか、色んな業者がかけてくる。ちなみにWEB広告系の会社だけでもう累計10社はかかってきている。これは他の業界と比べると多い。そしてその全てが詐欺同然会社で、共通点がかなり多い。後学のために今日はそれらをまとめておこうと思う。
一つ断っておくが、これは電話営業が大好きなWEB広告企業に対するディスじゃない。アドバイスととらえてもらった方が正しい。
①組織名と会社名が違う
普通、営業の電話の一言目は「{組織名}の{名前}と申します。」と名乗るものだが、{組織名}はその会社の部署名であることが多い。だからネットで検索しても何も出てこないのだ。要はその部署名をあたかも会社名であるかのように名乗ってくる。WEB広告業界はそーゆう慣わしなのかもしれないが、一般消費者としてはややこしいし何のためにそんなことをしているのか理解できないからただ不信感が増す。
最近かかってきた電話口の女性は、いつものように部署名で名乗ってきたので「会社名なんですか?」と聞くと「えーと、ちょっと待ってくださいね…」とたどたどしい感じで説明し始めて、会社名のスペルも正しく言えない有様だった。自分の所属する会社名がわからないなんてことはあるんだろうか?この時点で相当怖い。最初から社名を名乗れ。
②やたら褒めてくる
「このWEBサイトご自分で作られたんですか!?すごいですねぇ!!!」
「本当に素晴らしいサービスをされていますね!!これを広めない手はないです!!」
「ウチの女子社員たちも中村さんの写真見てカッコイイと言ってます!」
此れ伏姦の処る所なり。悪いけどそーゆうのは全く響かない。良いところも悪いところも自分が一番分かってるから、勢いで褒められても気持ちよくならないし、カラスの鳴き声とか電車で大声で電話するババアと同じ背景音でしかない。営業してるなら人の褒め方くらい心得とくべきで、初手から過度に過度に褒められると裏を感じる。そう感じる人がいるかもしれない、ッてことを想定できないあたりが絶望的にセンスない。
それでも本当に僕をすごいと思っている (思いたい)なら”集客の仕方”なんて曖昧なモン売ってないで黙って仕事持ってこい。カッコイイと思ってんならライブに来い。褒めたら騙せると思ってんなら浅い。もっと必死に生きろ。
③なぜか名古屋本社
大阪支社を持っていたとしてもわざわざ名古屋からかけてくるし、対面で営業する場合も、名古屋から遠路はるばるやってくる。まぁ、そーゆう経営判断なら仕方ない。
なぜ名古屋率が高いかは不明だ。とにかくこれまでかかってきたWEB広告系の営業電話は全て名古屋だった。ちなみに彼らは面談の場所をコメダ珈琲店に指定しがちだ。名古屋の人はやっぱりコメダが好きなんだ。そーゆうのはいいと思う。地元愛。僕もコメダは好き。ただ、大阪では喫茶店のような場所で標準語を大声で話すのはかなり恥ずかしい。ただでさえ内容が胡散臭くて恥ずかしい思いしてるのに、その上標準語ッて…。一緒にいる僕まで気まずいからやめていただきたい。
④会社の実績が抽象的
「ウチは名古屋で一番です。」このセリフはどの会社も言う。実際は「ぶっちゃけ、名古屋だとウチ一択です!」みたいな感じ。もちろん、名古屋の有名な広告会社でググッても、上位100社にすら載ってない。広告会社は何をもって一番を自称するのだろう。売上?顧客数?影響力?気になるので「どんな企業さんとお取引があるんですか?」とか「どの会社がどれくらい効果が出ましたか?」と聞いても「守秘義務があるから答えられない。」と言われるだけで、突っ込み甲斐がない。ちょっと意地悪で「他の広告会社も、自分のとこが一番や言うてましたよ。」と言ってみると「え、それどこですか!?会社名わかります!?!?聞いたことないんですけど!!」とあたふたしだす。マーケティングのプロが、自分の業界をサーベイしないなんてことあるのか?
⑤金額提示までが長い
こいつら自称WEB広告会社だけじゃなく、マルチ商法とか、キモい宗教みたいな連中の全てに共通してることは、核心の部分をハッキリ言いたがらない。「結局、ナンボなんすか?」このシンプルな質問に端的に答えられないのは、何かを隠しているからに他ならないじゃないか。「いくらかかるか…ですか…。それは今ここでハッキリ申し上げられません。その辺のことを詳しくお話しさせていただきたくために、直接お会いして話しませんか?」こっちはおたくらに会う前に、相場を知りてぇッて話をしてるんだよ。分からんやっちゃな。
去年だったかな、名古屋からわざわざ来てくれた営業の子が「マーケティングとは何か?」「広告の役割!」みたいな説明からし始めた。本人はフレッシュな気持ちでプレゼンしているが、僕はというとあまりの長くて退屈だったので「そのスライド、全部見なダメですか?」「その内容、僕が知らないと思って喋ってんすか?」「気持ちよう喋ってるとこ申し訳ないですけど、ググッたら出る情報今いらんです」と何度も釘を刺した。最終的に、彼は泣いてしまった。目に涙を溜めて「僕は…中村さんの…ビジネスを広めたいだけなんです…!!!」と嘯いていた。まぁ、まぁ、契約をとるために涙まで流せるなら立派なもんや。でも泣いたせいで予定より20分オーバーしたよ。
⑥すぐに会いたがる
突然営業の電話をかけてきて、空いていれば当日であっても名古屋からすっ飛んでくる。そのフットワークの軽さは評価するが、3000%確信できるのは準備不足な点。具体的な質問には答えられないし、実績も不明、説明は長くて浅いし、標準語だし声デカいし。90分経ってよややく金額の話をするが、ゴネたら簡単に半額になったりする。君たちは”営業=人を騙す行為”と思ってるから信用を得ることに時間を使いすぎてて、肝心なことを無視している。
⑦算数ができない
ごめん、これはアドバイスじゃなくてディス。算数というか、四則演算 (+-×÷)ができない。僕の規模のビジネスから、月5万だとか1契約100万だとか初期費用で80万だとか、決して安くない金額を取ろうとするなら、僕にそれ以上のプラスがないとダメなのに、どう計算しても僕がマイナスになる結果しか提示しない。それを何度も何度も紙に書いて説明してあげたことがあるが (2回も)、一向に理解しない。ウチのコーヒーメーカーの方が賢いまである。足し算だけでなく、「あんたら胡散臭いから成功報酬にしてくれ」と言ったら「成功報酬ッてなんすか?」と言われたこともある。金ナメんな。
きっと「コイツ、音楽やってるからバカだろう。実家太いだろう。騙してやろう。」みたいな感じでリストアップされてるんだろうな。まぁ音楽家は頭が弱い。ドラッグや女に溺れてきた先人たちによってバカなイメージが定着したから仕方ないとしても、泥酔してても彼らの話には引っかからない。何度マルチ商法 (ネズミ講)や変な宗教、残念なビジネス・セミナーのしつこい勧誘を断ってきたか。押しに負けてハンコ突くなんて、ありえない。そんなことしたら、僕に毎月受講料を払ってる生徒さんやライブに来てくれている人たちにシメシがつかん。
これは憶測だけど、最初に電話をかけてくる営業の担当者は社外の人なんじゃないか。要はその広告会社が営業会社にアウトソースして、「お客さん連れて来い」と伝えているんじゃないかと。だから電話では金額とか、会社名とか、実績とか、データとか、踏み込んだ話をしない。しないんじゃなく、できない。やたら褒めるのも、何も知らないことの裏付けじゃないかと感じる。
実はつい先日も、ZOOM営業のアポがあって14:30の約束だったのに当日になって連絡なしのキャンセルを喰らった。担当者には何度も電話をしたが全然出てくれず、折り返しもない。仕方ないので確認のため大元の会社に直接電話をした。事情を説明すると丁重に謝られた。もう、これ以上WEB広告業者を名乗る人間の話は聞かない。スリルがない。
Midville’s
中村
