Midville’s流、継続の秘訣を解説!大きな目標と小さな目標…10,000時間の法則…1%の法則…80:20の法則…モチベーション管理方法を伝授します

講師の中村です。
何かをやり始めたら、大切なものは2つしかないと思っています。行動することと、継続することです。今回は継続についての記事です。

レッスンを続けていく上で大切なのは、どれだけ早く色々なことを覚えるか、どれだけ音楽と深く向き合うかではありません。無論、才能とか努力でもありません。今回書く内容は「継続をするにはどうしたらいいか?」について、いくつかの具体的な方法を書いていきます。まぁ、昔仕事で受けたコーチング研修の受け売りですが、何かのお役に立ちましたら幸いです。

目次

    大きな目標と小さな目標の両方を設定する

    まず大きな目標と小さな目標を両方、常に持っておくことを意識するといいです。

    • 大きな目標は、最終的に達成したいゴール (長期的目標)
    • 小さな目標は、今少し頑張れば手が届くこと (短期的目標)

    例えば

    • 「人前で演奏をしてお金をもらってみたい!」
    • 「Steve Vai (スティーブ・ヴァイ)のような表現力豊かな速弾きギタリストになりたい!」
    • 「アドリブができるようになりたい」

    など、1つ長期的に達成したい目標を持っておくんです。なんでもいいです。目標が富士山みたいに分かりやすければ周辺で迷子になってもまた富士山に向かって歩き出せますよね。

    一方小さな目標というのは例えば、ほんの少しだけ頑張れば手が届きそうな小さな必達事項のことです。

    • 今日はこの曲を3回通して練習する
    • 苦手な部分だけを20回練習する

    みたいな感じです。それを少しずつこなしていくことで目的達成につながります。

    あまりハイレベルなことを課してしまうと”未達”が続くことになり、それはモチベーション低下につながりよくありませんし、どんな目標であれ「達成した」という既成事実こそが重要なので、小さな目標は甘めに設定していきましょう。

    ある人の例

    ある若い生徒さんは、スラム奏法 (アコギを叩いたりするパーカッシブな奏法)をしながら弾き語りをすることが目標でした。まぁ、Petteri Sariola (ペッテリ・サリオラ)みたいなスタイルですね。

    ただ本人はやる気はあるものの練習する習慣がなかなかつかず、いつもレッスンが始まっても苦戦していて、そのことを本人もどうすればいいかと考えていたので、この大きな目標と小さな目標の話をしてあげました。

    別の生徒さんが”毎日1分練習”を実践してうまくいった例を教えてあげると、この20代の生徒さんも「それなら自分にもできそうだ」と思って毎日10分から練習をし始めました。

    はじめは練習と呼べるほどのことはできませんでしたが、徐々に練習時間が伸びていき、その練習時間を有効に使えるようにもなり、毎日頑張った結果、半年のうちに難曲を2-3曲習得。1年経つ頃には自分でスラム奏法を用いた曲を書いてみたいとまで言い出し、作曲のお手伝いをさせてもらうにまで発展しました。

    僕は生徒さんと月に2-3回しか会わないので、少しでも進歩していたらすぐに分かるものです。(サボッていても分かります) 演奏が楽しくなってきた生徒さんを見ると、こっちまで嬉しくなってきます。

    10,000時間の練習を積めば何でもプロ並みになれる?「10,000時間の法則」

    よくネットで見かけるモチベーション系の記事で”10,000時間の法則”というのがあります。それだけやり込めば、何でもプロになれるというやつです。でも1日3時間練習し続けたとしても10年かかりますし、万人にとって現実的な提案とは思えません。

    もちろんプロになれるかどうかは練習時間だけでは決まりませんので、あまり根拠のある法則とは言えませんが、少なくとも自信がない状態からは脱却できるでしょう。YouTubeで実践している方がいて、初心者がどうなったか経過を見ることができます。実際にやっている人を見ると刺激をもらえますね。

    10,000時間練習する、という大きな目標を持つのもアリかもしれません。そのために、毎日1時間練習するという小さな目標を達成するのも1つかと思います。

    10,000時間達成するのも相当すごいことですが、練習の質を高めればまた違った結果が出そうで面白いですね。

    昨日の自分より1%だけ努力すれば1年間で約37倍以上の成果が出る「1%の法則」

    もう1つ、10,000時間の法則と並んで有名なモチベ系の法則で、「1%の法則」というのがあります。これは「101%ルール」や「1.01の法則」などとも呼ばれます。Tommy Baker (トミー・ベイカー)という方が広めました。

    例えば僕の今日の頑張りを1として、これを1年続けたとしても1の365乗なので1のままです。でも、昨日より1%だけ頑張ったら今日の頑張りは1.01。それを1年続けたら1.01の365乗なので、約37.8になります。もし昨日より1%だけサボッてしまったことを0.99と表したとして、それを1年続けると約0.03…。たった1%なのに、頑張るかサボるかで結果が37倍になったり、1/40倍になってしまったりするんです。数字って恐ろしいですね。

    この数字はあくまでも成果の差を表現するためのもので、実際に得られるスコアとは異なります。要するに「37倍になると思って頑張れ」「1/40にならないように頑張れ」ということです。

    2割の大事なことが、8割の結果を生む「80:20の法則」

    ある経済学者が「イタリアの土地の8割は、2割の人口が所有している」ということに気付きました。彼は「他のことにも同じことが言えるのではないか?」と考え、そこから生まれたのが「80:20の法則」です。「パレートの法則」とも呼ばれます。

    • 会社の売り上げの8割は、2割の営業マンが作っている。
    • 機械の故障の8割は、2割の部品が原因。
    • 住民税の8割は、全住民の2割によって納められる。

    といった具合に、小さい割合を占める大事なことが、8割の大きな成果を生んでいるということを説明しています。僕はたくさん洋服を持っていますが、普段着ているのはクローゼットの2割です。

    そこで、80:20の割合にこだわらずに「小さいけど重要なこと」に目を向けて、そこを重点的に鍛錬することで全体を強くする、という練習方法を採用すれば、より効率よく上達に近づけるのではないか。例えば、

    • たった12個のコード・フォームを覚えれば、ほとんどのコードが押さえられる。
    • アンプの設定、ピックの角度、ピッキングの位置などを変えるだけで、演奏全体がさらに良くなる。
    • 余計な力を抜くことで、さらに大きな音を出すことができる。

    80:20の法則は万能ではありませんが、小さいけど重要なことを振り返るのに効きますね。

    余談 “コーチ”と”トレーナー”は何が違うのか?

    昔受けた「コーチング研修」の受け売りですが、最後に余談「”コーチ”と”トレーナー”の違い」について。

    コーチ (coach)もトレーナー (trainer)も、指導者を意味する言葉ですが、どちらも乗り物を意味している点で共通しています。

    a coachは馬車を意味しています。ブランド品のCOACHも馬車がアイコンになっていますね。a trainの方は説明不要かと思います。

    馬車 (a coach)は乗客の家まで送り届けてくれるのに対して、電車 (a train)は目的の駅まで決まったルートでしか行ってくれません。

    指導する上でも同じで、コーチングは個々の目的を達成するために指導すること、トレーニングは決まったメニューをこなし本人の基礎力の底上げをしていくことです。スポーツの世界でもコーチは技術指導やチームの方針を立て、トレーナーは選手のフィジカルを強化していきます。

    独学勢の皆さんは、いかにセルフ・コーチングするかで、大きく結果が変わります。レッスンを受けている方は、先生の見立てがあるので、それに従ってやるといいと思います。

    個人的にオススメしたいのは、やっぱり大きな目標&小さな目標を同時並行することです。

    Midville’s
    中村

    “Midville’s流、継続の秘訣を解説!大きな目標と小さな目標…10,000時間の法則…1%の法則…80:20の法則…モチベーション管理方法を伝授します” への1件のフィードバック

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