講師の中村です。
行間の話。
会話がある一つの意見に向かい始めると、すぐ「みんながみんなそうじゃないですよね!?!?」とか「そう思ってるのはあなただけですよね!?」と水をさしたがる人が一定数いる。僕はこれがめちゃくちゃ嫌い。
例えばアメリカで差別を受けた人が「アメリカは最悪な国だ、アメリカ人は差別主義者だ」と言ったとしても、この話を聞く側は「この人はきっとアメリカで相当酷い仕打ちを受けたんだな」ぐらいの解像度で理解しておけばよくて、アメリカにいるマトモな人のことまで否定してると受け取ると会話がややこしくなる。「いい人もいますよね!?!?そんなの人によりますよね!??」と論う文化、「それってあなたの感想ですよね」に始まったこの悪しき文化、いい加減なくした方がいい。
普通に考えて、いい人もいるに決まってるやろ、人間なんだから。「全員がそうじゃない」ことくらいはみんな承知で話を聞いてるんや。なんも分かっとらんのはお前や。お前だけがボーッとしてたんや。何も考えずに生きてるからそんなに他力本願なんや。そんな風に他人の話を勝手に相対化して、意見を薄めようとようとするな。誰かの考えや経験を、誰かが感じたことを、こんな寝言並みのクソ相槌でひっくり返そうとするな。
そんなことしても、話は面白くならないし深くもならないから。それがクリエイティブな場面だったら、新しいものなんて生まれない。ユーモアもなくなる。主語がデカいと誤解をうみそうで確かによくないが、その全てにストップをかけるのは無粋だし邪魔。行間を読むってことをもっと覚えた方がいい。
アメリカ人が「英語なんて簡単だよ、アメリカ人でも話せるんだから」と自虐的なジョークを言ったら「アメリカにも賢い人はいるよね!?!??」と返すのか?ボケまで潰して何がしたいんだ。
もうやめよう、それ。全然プラスじゃない、誰も得しない。
そもそも、何も極めてない人間がいくら「人それぞれ」とか「人による」と言ったって、何の説得力もないよ。それは、物事をフラットにみているようで、ただ考えることや何かを突き詰めることを放棄している言い訳。お前みたいな奴は、何かによれ。何者でもないんだから。一旦よれ。偏るくらい衝撃的な経験を積め。謙虚になれ。
…と、近所の公園を散歩している小型犬が言ってました。僕は一切こんなこと思ってないですホントです。
Midville’s
中村
