“音鍋 Música Acústica”が終わった話

講師の中村です。
“音鍋 Música Acústica”が終わった話。

生徒さん主体のライブショーケース”音鍋 Música Acústica”がつつがなく終わった。参加教室は去年の年末と同じ川西市のかどのギター教室と寝屋川市のREIWORKS 〜guitars〜。先生方、お疲れ様でした。

突然だが、『老子』にこんな言葉があるのでシェアしたい。

その無私なるをもってにあらずや。ゆえによくその私を成す。

空も大地も永遠に広がるが、それ自体に広がりたいという意志はない。つまり無私無欲でいる方が、自分らしく可能性を追求できる。」と言ったような解釈でいいと思う。日々、生徒さんたちからの「こんな曲やりたい」という要望には応じるけど、あれもしたいこれもしたい全部同時にやりたい!というオーダーをされると僕は不器用なのでどれも中途半端で徒爾に終わる。テクニックの先に何があるかなんて僕は断言できない、でも演奏をもっと良くするためには広く浅い練習よりも、曲を1つ1つこなしていく方がかえって効率が良く、それが自分らしく表現することにつながると僕は信じている。発表会前は「この曲を徹底的にやり込む!」といった風に目的が絞られた上で取り組めるから、みんな急速に成長しがちだ。

なぜこんな話を突然したかというと、今回は約半分くらいの方が初出演で、本当に初めてかと思うほど皆さん堂々と演奏されてたのが印象的だったから。これまで何度か出演している人たちも一層上手くなっていて、みんながそれぞれ素敵な演奏をした。あれもこれも…などと言わずに妄念から解放されてひたすら練習を重ねた演奏にはやっぱり力を感じるし、それがたとえ自己評価の低いものだとしても、観てる人の刺激になったことは間違いないのだ。

ともあれ出演者の皆さん、ライブお疲れ様でした。良いもん観させてもらいました。打ち上げも楽しんでもらえたみたいでよかった。音楽教室は技術を得るための場所だけでなく、こうやって色んな音楽体験を通じて色んな人と知り合って好きなことをシェアしあったりするハブとしても機能したいね。だからライブ初参加の人がどんどん増えて、コミュニティの輪が広がってくれると僕としてはすごく嬉しいのです。

出演した人は分かるだろうけど、人前で演奏することはすごく疲れる。始まる前のやったるぞ!という興奮や、人に見られてる恥ずかしさ、「失敗したらどうしよう」みたいな不安もあるし、他の出演者を見ては「あの人上手そうだな」とかいらんこと考えたりもする。終わった途端に急に訪れる安心感、ステージを降りても止まらないドキドキ、冷静になると頭から離れなくなる反省点…とにかく1日中頭がぐるぐるするので、カタギの仕事で出る疲れとは異質の疲れ方をする。よく眠れるから健康にはいいはずだけど…。

僕も未だにライブ後は賢者タイムみたいな時間がある。

終わってから体調を崩してしまった方もあるみたいだが、夏風邪は厄介なのでゆっくり休んで、またレッスンで元気な顔を見せてほしい。当日体調が万全じゃなかった僕が言うのもおかしなことだけど…。今は復活したので大丈夫。

さて、次の発表会は冬にやる予定。バンドサポート、音響/照明を駆使したもう少し本格的なステージを用意するので、演る曲を考えておいてもらえたら幸い。この間手持ち無沙汰になりそうな方や、人前で演るのは絶対にイヤだけど自分で何か作ってみたいという方は、秋のレコーディング会に参加してほしい。これまでレッスンでやった曲で、自分が一番上手に弾けるであろう曲を、プロユースの機材を用いて録音、編集、マスタリングをして、Midville’s 2024のCDを作ろうと思っている。サポート演奏 (中村)、マイナスワン (オケ)も用意するし、レコーディングのサポートも全力でやるので、是非。近日中に情報公開予定。

Midville’s
中村