人生初の生スタンダップ・コメディに行った話

講師の中村です。
人生初の生スタンダップ・コメディに行った話。

アメリカのスタンダップ・コメディが好きで、YouTubeNETFLIXではしばしば観るのだけど、生で観たことがなかった。

 

ちなみに、一番好きなのはこの人。

フラッフィーことGabriel Iglesias (ゲイブリエル・イグレシアス)。基本的にネタは自分の実体験をコミカルに話す”すべらない話”寄りのスタイルだからめちゃくちゃ聴きやすい。この動画はトヨタ・センター (キャパ2万人)を満員にした回のやつで、「ラッパーのSnoop Dogg (スヌープ・ドッグ)に会ってハイになった話」をしている。Netflixでまだ観れるはずなので気になる方は是非。フラッフィーは普段から人種差別や下ネタが少ない人だから安心して観れるし、人や効果音のモノマネが上手いのも観てて飽きない。

もしもGabriel Iglesiasが学校の先生になるという設定のドラマ『Mr.Iglesias (ミスター・イグレシアス)』もあるが、やっぱり漫談の方が面白い。

スタンダップ・コメディは容赦無く人種やジェンダーのをネタにするが、さすがに全米放送やNetflixなどの大きなカメラが入ると、控えるものだ。でもAli Wongは違う。Netflixで堂々と過激なネタをした。

「結婚は同じ人種同士でするのがいいと思う。家の中で差別発言できるからね。私は中国とベトナムのハーフ、旦那は日本とフィリピンのハーフ。だから家で韓国の悪口が言える。」

普段はかなり辛口なフェミニズムと、引くほどキツい下ネタの中に納得せざるを得ない正論めいたものがあり、Gabriel Iglesiasと並んで僕が大好きなコメディエンヌだ。映画『いつかはマイ・ベイビー』というコメディ映画で主演をしている。

過激なネタは不愉快になる人もいるが、「日本人ッてこう思われてるんだ」と知るキッカケにもなるので僕は結構楽しんで観てる。「日本人の男性は大河ドラマのように話し (サムライのイメージ)、女性は歳をとっても子供のように話す (ロリ=可愛いと思ってる)」というステレオタイプは色んなコメディアンがネタに使うのだけど、これはめちゃくちゃウケるみたいで。僕らはそんなつもりはないが、向こうの人にはそう聞こえるらしい。そーゆう違った視点がたくさん落ちているのはドラマや映画よりもコメディで、コメディはその国の生々しい文化が投影されてていい。

ところで、昨日生で観てきたのはAtsuko Okatsuka (アツコ・オカツカ)という日系アメリカ人のステージだ。差別的というより自虐的な人種的なネタはたまにあるが、自分の壮絶な生い立ちをネタが中心。台湾で生まれ、物心がつく前に両親が離婚し、母親が統合失調症になってしまい、日本に引っ越すも、生活に馴染めず、家庭が崩壊しかける、というなかなかの苦労人だ。祖母の提案で「親族のいるアメリカに行って休暇を取ろう!」と飛行機に乗り、そのまま”不法移民”として住み着いてしまった。数年後、アメリカ人になったらしい。 彼女は今回のツアーで、3月は日本、タイ、シンガポール、イギリス、そして台湾を回っている。1ヶ月前からほとんどの会場で完売もしくは残りわずかの状態。彼女がこんなに人気があるなんて知らなかった。でも大阪公演だけがチケットが直前まで残っていた。特に好きなコメディアンだったワケではなかったので、「当日もチケットが販売されていたら行こう」くらいの気持ちでいたら、当日の14:00もまだギリギリ購入できた。その割にはいい席だった。前後も左右も真ん中で。
場所は中央公会堂。2階席はなしで、お客さんは9割が海外の人。スタッフも日本語がほぼ通じなかった (できるんだろうけど)。オンタイムでステージが始まり、前座でゆりやんレトリィバァが出てきて、英語でネタをやっていた。ホント、この人なんでもできるな。凄すぎる。2人はどうやら友達らしい。15分くらいしてから、Atsuko Okatsuka本人が登場した。ネタは半分くらいしか聞き取れなかったし、ジョークが分かるまで時間がかかって笑い遅れることもあったが、面白かった。字幕なしで映画を観た気分だ。 この写真はショーの最後にステージから撮影してる時に撮ったもの。

こーゆうのはまた行きたい。日本のお笑い芸人のライブや落語も好きだがまた違った面白さがある。コメディはいい。Tom Segra (トム・セグラ)Barnice Ye (バーニス・イェ)Jim Gaffigan (ジム・ガフィガン)Jimmy O. Yang (ジミー・オー・ヤン)、直接観る機会があれば是非行ってみたい。それまでに英語をもっと勉強しなければ。

 

 

Midville’s
中村