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ギターを始めたら必要なもの

講師の中村です。
ギターを始めたら色々と要るものがあります。

ここでは必需品 (楽器以外)について書いていきたいと思います。ちなみにレッスンでは楽器以外のアイテムは基本的に貸し出しが可能ですが、ゆくゆくは揃えていく必要があるものばかりです。

チューナー

優先度
5/5

弦の音程を合わせる (調弦する)ための道具です。これは各自1つずつ購入してほしいのですが、楽器を買ったらオマケで付いてくることもあります。

音が合っていないと正しくコードを押さえても正しい響きがでません。手を動かす以外に響きを耳で覚えるというのも大事です。チューニングは家でもレッスンでも、弾く前に毎回やりましょう。

使い方
一般的には楽器のヘッドストック (弦を結んであるポストのところ)に挟んで使います。

オススメ①
Morris CT-5 ¥1,100 (税込)

「音を合わせる」以外の機能がないスマートなクリップ式のチューナーです。ギターでもウクレレでも大丈夫です。また周囲がうるさくてもギターの音だけを感知してくれますので、初心者にとっては非常に使いやすいチューナーだと思います。ヘッドストックに挟むだけで電源が入る優れもの。

オススメ②
Guitar Tuna 無料アプリ

今はこっちの方が一般的かもしれません。周囲の音にも反応してしまうので、クリップ式チューナーに比べるとその点は不便です。また、変則チューニングやカポをつけた状態でのチューニングはできませんので、やっぱりクリップチューナー買った方がいいかも。

ピック

優先度
5/5

弦を弾くためのプラスチックのヘラです。まぁみなさんご存知ですね。

厚みや大きさ、素材などいくつか種類があって、弾きやすさや音色などがモノにより変わります。初心者は柔らかめのものがオススメです。自分に合うものを探してみてください。

使い方
いつもレッスンでは「親指と人差し指でハート作って、そこにピックを差し込む」と教えるのですが、厳密には人差し指の側面 (硬いところ)で挟む感じですね。

オススメ①
Jim Dunlop ¥110 (税込)

Jim Dunlop (ジム・ダンロップ)社の定番ピック、Tortex (トーテックス)。色で硬さが分かれていて、赤色のピックは最も柔らかい0.050mmです。

形はトライアングル型 (この写真のもの)か、ティアドロップ型 (水滴のようなシェイプの少し小振りなもの)があります。これもお好みで。

柔らかいピックは力が弱くてもピックがしなって弦を弾いてくれるので初心者のうちは楽に音が出せますし、その分左手に意識を集中することができます。

オススメ②
CLAYTON Ultem .038mm ¥110 (税込)

先ほどの赤いピックよりもさらに薄いのがCLAYTON (クレイトン)社のウルテム素材のピック。0.38mmなのでペラッペラですが、表面に軽いエンボース加工がされていて滑り止めになります。

オススメ③
D’Andrea PLEC 1.5mm ¥165 (税込)

エレキギター/アコースティックギター問わず、個人的に愛用しているピックです。縁が丸く加工してあるので無理に力を入れなくても手の重みがしっかりと乗ったまま滑るように弾くことができます。ピック自体が1.5mmとかなり分厚いので甘いトーンや芯のある太い音など、色々な表情をつけることができます。

ウチの生徒さんたちからは結構人気です。

カポタスト

優先度
4.5/5

アコースティックギターではほぼマストアイテム、エレキギターは場合によりますが、ウクレレやクラシックギターではほとんど使わないアイテムです。

キーを変更したり、指定のキーに合わせるためにネックに挟んで使います。片手で脱着ができるクリップ式と、圧力を調節できるスクリュー式の2種類あります。アコギの生徒さんは遅かれ早かれ使うのでご準備を。

使い方
今ではクリップ式のカポタストが主流なので、使い方は簡単です。ネックに挟むだけ。

オススメ①
Morris CA1400 Eagle Capo ¥1,540 (税込)

カポは1つ¥3,000くらいが相場ですし安物は結構使いにくいものが多いんですが、このカポは低価格帯の中では良いものです。流通も多いので手に入りやすいと思います。

アコースティックギター、エレキギターに使えるクリップ式です。

オススメ②
Planet Waves NS Capo Lite ¥2,200 (税込)

個人的にはクリップ式のカポよりもこういうスクリュー式 (ネジで圧着するタイプ)の方がオススメです。クリップ式は演奏中にハンドルが邪魔になることがありますが、これは取手がないので全然邪魔にならないです。

Planet Waves (プラネット・ウェーヴス)社のNS Capo Liteはめちゃくちゃ軽量で邪魔にもなりません。

アコースティックギター、エレキギターに使えます。

オススメ③
Thalia Capos ¥9,350 〜 (税込)

アメリカ発のハンドルのないクリップ式”高級”カポタストです。木目や貝殻などが象嵌されたデザインの良さ。ギターによって異なる指板のカーブに合わせてフレットパッドを付け替えることができるので、エレキギター、アコースティックギター、クラシックギターなど、これ1つで様々なギターに対応できます。

難点は、少し重たいことと、値段が高いこと…。

ギタースタンド

優先度
4.5/5

ご自宅で楽器を保管する際に使ってください。楽器は弾くもよし、飾るもよしですから。

安いものだと¥500〜¥1,000くらいで販売されていますが、倒れやすかったり、滑りやすかったり、楽器の塗装との相性が悪かったりすることが多いです。

使い方
メーカーによってスタンドのかけ方は異なりますが、ほとんどは置き型 (楽器の底面を支えるタイプ)と首吊り型です。この写真のものは首吊り型です。

オススメ
HERCULES GS200B ¥3,190 (税込)

置き型のものです。ちょっと高いですが、これ1台でアコースティックギター/エレキギター/ウクレレどれでも使用できます。

足台

優先度
4.5/5

ご自宅での練習時に、できるだけ正しい姿勢を作るのにあると便利なアイテムです。レッスン時には僕が持ち歩いているのでおうちではしっかりとしたものを使ってください。

使い方
右足を台に乗せるだけです。(クラシックギターの場合は左足に乗せる。)

オススメ
HERCULES FS100B ¥2,200 (税込)

家で使う足台は多分これが最強かと。1kgあるので重たいですが、その分しっかりとしていて壊れにくいし、足を置く部分が大きくて滑りにくくなっています。スタンド類はHERCULES (ハーキュレス)社のものが良いですね。

譜面台

優先度
4/5

楽譜を立てるための台です。

テーブルに置いて弾くのも良いですが姿勢が悪くなってしまいます。軽量な折りたたみ式やテーブルに置いて使える卓上譜面台というものもありますので、必要に応じて調達してください。

使い方
A4サイズの楽譜が2枚分置けるものが多いです。クリアファイル (冊子になっているもの)なら問題なく使えますが、楽譜が多くてあまりに重たいものは譜面台が倒れてしまうのでご注意。

オススメ①
Aria AMS-30DT ¥1,760 (税込)

こちらはデスクトップ型 (卓上)の譜面台。

写真のようにスジカイの一部が真横に広く動くものだと4枚分の広さまで対応していることがあります。譜面受けの手前側についている2本の細い棒で演奏中にページが勝手にめくれないように対策できます。

オススメ②
Aria AMS-100 ¥3,960 (税込)

折りたたみタイプの譜面台はこれがオススメです。

個人的に気に入ってるのは、譜面の重さで首がひっくり返らないように、ギアを噛み合わせて天板を支えている点。それと折りたたんだ時のサイズが他のメーカーに比べて小さく、重さもたったの650g (他社のはだいたい1kgくらいあります)。しかも高さ調節にはネジを使っておらず、ワンタッチで高さを変えられるロックシステムを採用していますので何かと重宝しています。

ヘッドフォンアンプ

優先度
4/5

家でエレキギターをアンプに繋げられない方はこちらを購入するのがオススメです。

使い方
ギターのジャックに本体を挿して、本体にイヤホンを挿せば使用できます。大きな音を出さずに、アンプに繋いでいるような音質で練習ができる優れものです。

オススメ
VOX amPlug2 ¥1,760 (税込)

amPlug2は本体とヘッドフォンがあれば大きな音を出さずにアンプに繋いでいるような練習ができるヘッドフォンアンプです。簡単なエフェクトも内蔵していますのが、機種によってエフェクトも異なりますのでお好みのものを選ぶように。個人的にはこの写真の一番下の”AC30″のモデルが好きです。

メトロノーム

優先度
3.5/5

皆さんの大嫌いな練習のお供です。

使い方
速さ (BPM)を設定して再生するだけで使えます。

オススメ
KORG KDM-3 ¥4,675 (税込)

アナログのメトロノームも味があって良いですが、デジタルで色々な機能が付いているものも便利です。

シールド

優先度
3.5/5

アンプに接続するためのケーブルを”シールド”と呼びます。ケーブルの中に編み込んである金網を「シールド」と言うのですが、なぜかそれが由来となってそう呼ばれています。単に「ケーブル」と言うと、マイクケーブルやステレオケーブルなど広くケーブル全般を指すことが多いと思います。

エレキギター、エレアコ、エレガット (アンプに繋げられるクラシックギター)、エレウクなど、どれか1つでも持ってる方は1本持っておいた方がいいです。基本的に1本あれば大丈夫です。

使い方
ギターと、アンプのINPUT端子に挿して使います。

オススメ
CANARE G05 ¥2,200 (税込)

世界的に最も普及しているケーブルメーカー、CANARE (カナレ電気)。

ノイズに強いだけでなく、CANAREのケーブルは8万回の屈曲テストをしても内部の劣化が起きなかったという驚異的な耐久性を誇ります。そして輸入品のものと比べてもかなり低コストな上、だいたいどこの楽器店でも販売されているものなので手に入れやすいのも良いですね。カラーもいくつかあるので選べます。

クリーニングクロス

優先度
3/5

楽器を乾拭きしておくための繊細な生地です。使い終わったら弦とボディを乾拭きしておきましょう。拭くことで普段気付かない小傷や傷み、楽器の不具合に出くわすキッカケになります。楽器ッて思ってる以上に繊細です。

使い方
軽く拭き取る程度でOKです。

注意点
楽器屋さんに行くとギター用ポリッシュ (洗剤/研磨剤)も売っていますが、あまり必要ないと思います。使い過ぎると塗装を剥ぐので。

オススメ
Morris MCC-2 ¥1,100 (税込)

フワッフワで柔らかい生地のクロスです。

ストラップ

優先度
3/5

立って弾く人は買ってください。またウクレレを弾く方もストラップを付けた方がいいと思います。

どんなものも長さは似たようなものなので、デザインで選んでください。靴や帽子を選ぶような感覚でいいと思います。

使い方
肩にかけるだけです。

注意点
アコースティックギターやクラシックギター、ウクレレは購入時にストラップをかけるピン (金具)が装着されていないことがほとんどです。ご希望の方は予め言っておいていただければ、レッスン中にサッと付けます。(有料です。)

但しギターを傷つけたくないという方は別の装着方法があります。お問い合わせください。

ケース

優先度
2.5/5

初心者用の楽器に付属しているケースはペラペラのものが多いです。(以前に比べたら、最近のケースはオシャレだししっかりしていますが。) 持ち運びが多い方はぶつけたり、電車移動で傷がついたりすることも想定して、オリジナルのケースとは別に持ち運び用に軽くて丈夫な、両肩で背負えるリュックタイプのケースを用意しておくと良いです。

注意点
ケースの機能やデザインも今では様々です。但し大きさによって収納ができる/できないがありますので十分に確認した上で購入しましょう。専門店 (ショッピングモールに入っている楽器店などではなく、分かるお店)に問い合わせれば恐らくギターのメーカー名とモデル名を伝えるだけで適切なものを教えてくれると思います。分からなければ僕に聞いてください。

オススメ
Aria ABC-300/ABC-900シリーズ ¥6,600 (税込)

Ariaのケースはソフトケースもセミハードケースも、軽いし安いし、”お手頃感”がハンパじゃないですね。僕は自分では使ってませんが、人にオススメするにはちょうど良いです。

アンプ

優先度
2/5

エレキギターを弾く方で、ご自宅でアンプを繋げられる環境にある方は是非用意してください。

使い方
ギターと、アンプのINPUT端子に挿して使います。

オススメ
YAMAHA THRシリーズ 約¥20,000〜

エレキギターだけでなく、アコースティックギター用のモデルも出ています。卓上で使える小さなアンプですが、音質も良く、ちょっとアンティークなデザインもオススメです。

普通に音楽を聴くためのスピーカーとしても優秀です。

モデルや出力の強さによって値段は変わります。

教則本

優先度
1.5/5

何かを始める時ッて気合入ってますから、分厚い教本とか買ってしまうんですよね。で、1ページ目から順番にやろうとして空回りしてしまう。僕は最後のページまでやりきった方を見たことがありません。

僕のレッスンでは取り扱っている内容についてその都度資料をお渡しすることがあります (無料)。音楽は「実践→説明」という順番の方が楽しいと思います。

使い方
もし教則本を買うならば、1ページ目から順番にやる必要はありません。YouTubeやレッスンでやったことを補足するための”資料”として使う程度で十分だと思います。

替え弦

優先度
1.5/5

初心者セットにスペアの弦が入ってることがありますが、最初から買っておく必要はありません。多分弦が切れても自分ではよう替えんと思うので、自分で長く所有して自然劣化させるよりは、楽器屋さんに持って行った時にお店でついでに弦を調達した方が賢い気がします。なので優先順位は低めにしました。

ちなみに弦の交換頻度は2-3ヶ月に1度。プロならライブの度に替える人もいてますが、僕は張り替えたてのギラギラした金属音よりも少し馴染んだ時の甘い音が好きなので2ヶ月に1回のペースで替えています。クラシックギターはもっと長いですが。

たまに1年以上替えてない方もお見かけしますが、普通に汚いと思います。

オススメ
ghs 約¥700〜

あまり知られてませんが、なぜかスタジオとかに行くとよく売ってるghs (ジー・エイチ・エス)社の弦。特段高級ではありませんが、音はキレイだと思います。正直、有名どころのメーカーだったらどこの弦も好きですが、防錆コーティングがされている弦 (錆びない弦)は当校ではあまり推奨していません。

弦交換用工具

優先度
1/5

自分で弦を交換するようになったら購入してください。

オススメ
D’addario Pro Winder ¥2,090 (税込)

糸巻きをスピーディに巻くワインダーと、弦を切るためのニッパー、それとアコースティックギターに付いているブリッジピンを引っこ抜くためのプラーの3つがセットになった特殊工具です。僕もメンテナンスの時には愛用しています。

以上になります。

 

Midville’s
中村

音楽講師 / ビートメイカー

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