ギター講師の中村です。
今回は大事なギターが盗難にあった場合の対処法についてお話しします。
目次
盗まれる前に、今すぐやっておくべきこと4選
まず、盗まれた楽器がその後どうなるか?これを考えてください。
高確率で転売されます。
ということは、どこかのWEBサイトや楽器店でもう一度自分の楽器とバッタリ遭遇する可能性がまぁまぁ高いのです。その商品が自分の私物であることを証明しなければなりません。そのために下記のことをやっておいてください。
- ギターのメーカー名、モデル名、年式、シリアル番号をメモ
- どんなケースに入っていたか (純正なのか、汎用なのか)
- リプレイス、改造歴、修理歴などのメモ
- どこに傷みやキズがあるのかも、可能な限り克明に記録 (写真に撮っておくなどすればOK)
これをやっておくかどうかで、見つかった後のスムーズさが変わります。また対策の一環として、あえて目立つケースに入れて盗みにくくする、ステッカーを貼って一目で自分のものと分かるようにする、といった工夫も有効です。
盗まれたらすぐにしてほしいこと4選
- すぐに警察に行ってください。管轄署に届出をしましょう。早ければ早いほど良いです。
- 楽器店 (もしくは通販サイト)に行って自分のギターが売られてないかどうかチェックして下さい。楽器店は盗難楽器の転売防止のために、盗難品リストを作って他社の楽器店同士でも共有しています (少なくとも僕が働いていた頃はそーゆうものがありました)。リストは更新されると全店に最新版がメールで回ってきて、買取業務の時はそのリストを見て盗難品じゃないかを確認するので、盗難品だった場合は買取の時点で分かります。また買取の際にはIDの提示が必須なので、お店が間違えて買い取ってしまった場合でもIDから犯人の追跡も可能です。
- J-Guitarの盗難情報に掲載依頼を出して下さい。国内最大級の楽器検索サイトJ-Guitarには、盗難被害に遭った楽器の情報を登録・公開できるシステムがあります。多くの楽器店やマニアが日常的に見ているサイトなので、ここに載るだけで犯人は一気に転売しづらくなります。これは警察に届出を提出しない限り掲載はできません。ちなみに解決実績も掲載されています。
- SNSで拡散しましょう。個人情報が漏洩するのでリスクは高くなりますが、こういう時は見知らぬ人でも協力してやろうという気持ちになったりして広まってくれます。ただ、場合によっては犯人が所有者の住んでいる地域や顔を知る機会にもなりますので、リスクがあることはお忘れなく。
ネットオークション、フリマアプリにもご注意
警察や楽器店は盗まれた楽器を探してくれるワケではありません。見つかったら教えてくれるかもしれない、その程度です。なのであまりアテにせず、逐一監視するしか手段はありません。
特にネットオークションやフリマアプリのような個人間取引の場に出されている場合はご自身でくまなく見回ることが必要です。自分のギターと思しき個体が出品されていたら、問い合わせフォームからシリアルナンバーを聞きましょう。そして運営へも問い合わせを出して盗難品である旨を報告しましょう。
またネットの個人売買は、盗難品の処分場になりやすいだけでなく、ニセモノが紛れ込むリスクも非常に高い無法地帯です。詳しくはこちらの記事で。
盗難現場はどんなところか?
盗難現場は以下の通りです。
- ライブハウス (置き引き)
- スタジオ (置き引き)
- 車 (車上荒らし)
- 自宅 (空き巣 or タタキ)
です。特に車は注意してください。ちょっとコンビニに寄って5分車を停めただけでも盗られることがあります。N BOXやHIACEのような機材車として使われやすい車も要注意です。スタジオやライブハウスに出入りする際も、ちょっとトイレに行きたい時でさえ楽器を持ち歩くことをオススメします。
実は僕も一度だけ機材がなくなったことがあります。アコギに繋ぐ当時2万円くらいのプリアンプで、まだ買って1年経たないくらいだったのですが、ライブハウスで片付けをしている時になくなっていることに気付き、スタッフさんや他の演者さんに訊いても分らないと言われ、そのまま諦めて帰りました。盗まれたのか、どこか見つかりづらいところに落ちてしまったのかは分かりませんが、渋々もう1台購入することになりました。
僕の周りでも楽器や機材の盗難に遭った人は結構いますが、手元に返ってきた方は少数です。
Midville’s
中村

