
1年ぶりにYouTubeを更新した話
ギター講師の中村です。
1年ぶりにYouTubeを更新した話。
約1年ぶりにYouTubeに動画を投稿した。最後にアップロードしたのが2021年9月26日だそうだから、ほぼほぼ1年になる。SNSの数字がクリエイターのの人気の指標になっているこの時代に、1年近くもの間放置しておくのは、この仕事をする上でどうなのかと自分でも思ってはいるのだけど、「動画にしてまで人に聴かせたい何か」が全くなかったので、こればかりは仕方ない。末っ子はやる気にムラがあるのです。
今回演奏したのはジブリ音楽で有名な久石 譲さんの『Cinema Nostalgia (シネマ・ノスタルジー)』という、以前テレビ番組の『金曜ロードショー』のオープニングに使われていたあのオシャレな曲である。実はオリジナルは6分にわたる大曲で管弦楽団の編成。多分よほど好きでなければこの曲をフルで聴くことはあまりないかもしれないので、この機会に、音楽が展開し続けるさまや、メロディアスなブリッジなどを堪能してほしい。
YouTubeを検索すると、ピアノ独奏アレンジはよく見かけるのだけど、ギターアレンジはあんまりなかった (ジブリ音楽はあんなにギターで弾いてる人が多いのに)。まぁ、この曲は音域が広くて和声も独特なのでギターで弾くのが難しいんだと思う。実際、僕がこのアレンジを作ったのはもう3年以上も前になるが、”間”や”抑揚”も複雑で、当時はすぐに練習を諦めてしまった。でもやっぱりお気に入りだから録るだけ録ってしまおうと思い、少し前から練習していた。もちろん2パートあるギターは両方自分で演奏。
途中のメロディアスなセクションが一番好きなのだけど、この曲の主題になっている冒頭の部分ももちろん好きだ。一番最初と一番最後で、ほんのり和声が異なっているのも良い。
『金曜ロードショー』は実家にいた頃はよく観ていた。今はテレビがないから観られないけど (まだやってるのかな?)、今でもNetflixや映画館で年間延べ100本くらい観る中毒者である。ライブでは映画音楽を1曲必ず取り入れる。少なくとも僕が実家を離れるまでは『金曜ロードショー』のオープニング曲はこれだった。そういえばオープニングが終わった後、映画評論家が映画の紹介とか解説をしていた時代があったと思うのだけど、あれは気が付いたらなくなってたな。故・ヨドチョーさんとか、故・水野 晴雄さんとか、彼らの解説は子供の僕でも聞きやすくて好きだった。
映画は音楽、映像、文学、演劇、全てが絡み合った総合芸術であり、自分の知らない風景や言葉と出会わせてくれる。それに泣きたい時や笑いたい時、ハラハラしたい時など思い通りの喜怒哀楽を与えてくれる感情のジュークボックスだ。最近の映画は内容が複雑化していて”繰り返し観る楽しさ”があって良い。それが2時間程度で完結するコスパの良さ。
いや〜、映画ッてほんっとにいいもんですね。それでは次週をご期待ください、さよなら、さよなら、、さよなら。
Midville’s
中村
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中村
音楽講師 / ビートメイカー