Daily人付き合いに効率性などない話

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人付き合いに効率性などない話

ギター講師の中村です。
人付き合いに効率性などない話。

人を変えるのは難しい。というか実質的に無理で結局取越し苦労なんじゃないかと思う。だから相手ではなく自分を変える方が良い。

僕の友人の1人に、不平不満の多い人間がいる。世の中や他人に対する怒りが強い彼は、僕から見てかなり「人に多くを求めるタイプ」で、それが空回ってイライラしているような感じ。それが悪いッてワケじゃないんだけど、先日いよいよイライラしてる自分にイライラしてたので、「ねぇ待ってそれこの先一生続けるの?」と聞いてしまった。

昔、養老 孟司さんの本で読んだんですよ。「相手を変えようとするよりも自分が変わった方がコスパが良い」のだと。このコスパッていうのは脳の健康状態つまり”精神衛生的に良い”という意味であって 、無機質で退屈な人間が考えがちな「ムダのない人付き合い」などといった類の1円にもならん小手先の処世術ではない。

人間関係を効率化する人間は本当に面白くないのです。僕の友人のように「相手に多くを求める人」は蓋を開けるとただ自分の都合の良いように他者をコントロールしようと目論んでいるだけだったりする。人心は”操作”せず”掌握”するだけで十分良いのに。

ちょっと極端な考えかもしれないけど、人間関係はむしろ”非効率”なままで良いと思う。いや…非効率ッて言葉は悪いイメージがあるか。うんでもその「無駄」の中にはその人が積み上げてきた「面白み」が詰まってるんじゃないかな。

長い昔話聞かせてくる飲み屋で偶然知り合ったオッサン、
ホルモンバランス乱れて突然泣き出す恋人、
毎回絶対に時間通りに現れない友人、
全ての雑談を「朝起きて、歯磨いて〜…」から話しだす年寄り、

相づちが食い気味になりがちな郊外のマダム、
大人相手にスケールの小さい自慢話してくる大学生、
同じタイミングで体調不良になるペット、
キャパオーバーなのにやけにファシりたがるプロジェクトリーダーと、
近所のバーでその人を2時間ボロカスに愚痴るスタッフ、
などなど…まだあるけど。おかわりいる?

………いや、まぁ、何が言いたいかッて、彼らがしているのは、彼らがその時したくてした行動、発言、コミュニケーションの形。こっちからしてみれば全然”スムーズじゃない”こともあるけど、そこに生じた非効率さも彼ら自身を表しているッてことなんだと思うのです。こーゆうのは端折れないから楽しむしかない。無駄の中にだってちゃんと、その人の深さとか幅を体験できる部分がある。だから”非効率”は言うほど悪ではない。僕はそう考える。

なんて言うかまぁ、無駄を削いでAIなのか人間なのか分からん相手と無機的なやりとりするよりも、多少粗があった方が刺激になるし会話も面白くなるんじゃないですか。こーゆうのにいちいち腹を立ててたら、大変ですよね。

 

くだんの友人は、誰かの生き方や考え方に頻繁に口出しをする。彼は一体他人の何がそんなに気にくわないのだろう?と、考えてあげることにしているのだけど、やっぱり彼は「自分とって都合の良い人間関係を作ろうとして、上手くいかなくてイライラしてる」ようにしか見えない。人生なんて、上手くいかないことの連続なのに。何かと問題点ばかり見過ぎているのかもしれない。

友人として何度も諫めてきた。本人の前ではもっと汚い言葉を使って人生やめたくなるほど罵ったが、結局のところまだ彼はそれが理解できるフェーズじゃないらしい。いずれきっと分かってくれるはず。そう信じるしかない。ただ現状彼の行動は美しい行為とは言えない。僕もそうならないように心掛けよう。徳孤ならず必ず隣ありだって。

Midville’s
中村

音楽講師 / ビートメイカー

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