Articlesお子さんにギターを習わせたい親御さんにやってほしい3つのこと

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お子さんにギターを習わせたい親御さんにやってほしい3つのこと

ギター講師の中村です。
どこで何を習うにしても、周囲の大人 (=先生や保護者)による適切な環境作りが必要不可欠です。先生に任せっきりというスタンスや、親御さんのエゴが入ると子供が負担になるだけであまり効果的ではありません。なので今回の記事では親御さんに是非とも協力してほしいこと、実践してほしいことを書いてみます。

①コツコツやる事の大切さを伝えること

練習が習慣化するには個人差があるので、ある程度の年齢に達するまではそんなに無理強いしなくて良いです。大人も子供も「やれ」と言われるほどやりたくないという気持ちが強くなります。そーゆうもんです。

「練習しなさい!」と言われてからじゃないと練習をしない子は、単に怒られないために”やっている自分”を演じているだけ。親の気持ちを収めるためのその場しのぎをしています。ただ残念ながら大人と違って子供はストレス発散の方法を知らないので、精神的な負担をかけることになってしまい、嫌な記憶だけ残ってしまうことになります。

「やれと言われるからやる」ことを覚えた子供に、何が残るんでしょうか。これじゃ自主性も身につきませんし、音楽嫌いになっちゃうんじゃないですか?

家庭に不満があるとレッスンが”不満を吐き出す時間”になってしまいます。僕はそれもレッスンのうちだと思っていますが、全ての先生がケアしてくれるワケではありませんし、親御さんとしてはちゃんと音楽を教えてほしいでしょう。要求するのじゃなくて、受容することから始めてください。お子さんの意思や目標がどこにあるか”一緒に”考えてあげてください。親が勝手に決めたことをさせないでください。

まずレッスンが終わったら、お家で「お疲れ様!」とお声掛けをお願いします。その上でお子さんの話に耳を傾けてください。音楽のことは分からなくても大丈夫です。聞くことが大事なので、「今日はどんなことしたの?」「先生はどんな感じか?」などなんでもかまわないです。その上で、コツコツやる事で得られる後の大きな成果についても伝えてあげてください。「パパが子供の時は、毎日こんなことを頑張ったおかげで、こんな良いことがあったよ。」などなど。

いきなりは無理なので、少しずつです。コツコツ。

間違っても僕の前でウチの子、全然やらないんですよ〜!」などと言うのは絶対にやめて下さい。最悪です。子供なりにもメンツがあることを、どうかお忘れなく。褒める時はみんなの前で、叱る時は個別に…です。

②講師との連携

残念ながら先生は魔法使いでも特効薬でもありません。お子さんの頑張りや自発性を支えるには親御さんのフォロー、連携プレーがどうしても必要です。

具体的には、お子さんの様子や進捗についてマメに”報連相”したいということです。あるいは問題点などがあった場合、それを話し合うのを恐れないということです。

例えば、レッスン前に「最近ウチの子学校で嫌なことがあって沈んでます。」と一言連絡があるだけで僕はお子さんとの接し方を調整します。子供に限らず、人間ッてやる気にムラが出ることもあるし、その日あったことを引きずってレッスンに来ることもありますよね。大人なら、自分の気持ちとうまく折り合いをつけられるけど、子供のような狭い世界ではきっと難しいと思います。

親には話したくないけど塾や習いごとの先生くらいの距離感の大人になら、話すだけでスッキリすることもあるでしょ。

先輩としてあるいは指導者として上から言うことも (言わなきゃいけないことも)あれば、僕が教え子の目線に立って一緒に考えないといけないこともあります。先生の言うこと聞ける素直さとかレッスンそのものの温度感は2人ですり合わせたいのです。それには、その子をよく知る大人の数が1人でも多い方が、パフォーマンスは高くなります。

③親御さんも音楽やギターについて関心を持つ

ちょっと高い要求かもしれませんが、もちろん無理なら大丈夫です。

ただ、恐らくですが、子供が深く音楽に興味を持つには、親御さんが音楽が好きか?どんな音楽を聴くのか?などの環境があるとないでは全然違うと思います。子供が真似する相手は先生じゃなくて、親です。親が音楽に興味なくて、どうして子供が音楽を好きになるんでしょうか。それに、共通の話題があれば、親御さんから声かけをするキッカケにもなるでしょう。

僕個人の感覚的な話ですが、音楽をかける家庭とそうでない家庭では、やっぱり差があるように感じます。鑑賞の強制はしなくて良いです。音楽がほんの少しでも日常に溶け込んでいるかいないかが重要です。流す音楽は親御さんたちの好きな曲で構いません。「うるさいなぁ。」などと言うかもしれませんが、そうは言いながらも子供って案外聴いてますから。

実際僕の母は週末の午前中に、大音量で音楽をかけながら家事をする人でした。ゆず、平井 堅、Simon & Garfunkel (サイモン・アンド・ガーファンクル)、Billy Holiday (ビリー・ホリデイ)、Sarah Vaughan (サラ・ヴォーン)、Ella Fitzgerald (エラ・フィッツジェラルド)、Lenny Klavitz (レニー・クラヴィッツ)、ある時期はEMINEM (エミネム)やJay-Z (ジェイZ)など、偏見なく音楽を聴く雑食な人でした。

僕が中学に上がってお年玉で安物のギターを買ってきた時、最初は驚いていましたが数日経った頃に「ギターをやりたいなら、これくらい聴いておかないと恥ずかしいよ。」と言ってある2枚のCDをくれたんですが、それがEric Clapton (エリック・クラプトン)とJimi Hendrix (ジミ・ヘンドリクス)でした。当時の僕にはちょっと難しかったですが、なんやかんや今も大事にしています。

 

以上、子供にとってよりレッスンがより充実した時間になるための3つのポイントを書いてきました。書いてる途中で気付いたんですが、子供に限らず、大人に対しても同じだと思います。大人の方が少し世間が広いおかげで色々な感情を分散できると言う点は異なるかもしれませんが、レッスンでの接し方に子供も大人もないんだな…と。まぁ、せっかく書いたので全部投稿しますが。

 

音楽体験を通して、何を得るかといえば、”調和”だと思います。音の調和だけじゃなくて、人との調和だったり、自分が取り組まなければいけないことへの調和。仕事や勉強、人間関係など身近にあるものが1つ1つ良くなってくれたら、それだけでも十分ですよね。音楽にもそういった可能性があると信じています。

ただこれら3つのことは親御さんへの強制事項ではありませんし、できないからダメ親ということでもありません。その子にとって適切な音楽との距離感を見極めたかったら是非やってね、という程度の内容です。

 

 

Midville’s
中村

音楽講師 / ビートメイカー

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